書きたい描きたいひたすらかきたい。そんな修行中のケモノカキです。
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りっくすの現状
-小説- (一覧)
《執筆中》
光の救助隊
《一時停止中》
千年の祟り
デジタル⇔リアル
-エルソード-
りっくすx(OT) Lv45
イクサル(CE) Lv39
リクシル(SR) Lv36
ライックス(HM) Lv26
オフェン(エルス) Lv14
サイリクス(レイヴン)Lv20
-Wi-Fi-
ポケモン黒のフレコ:
3997-1954-2348
ゾロア欲しい人募集中
DSゲームの有名所はそれなりに。
ポケモン・おい森・マリカー・テトリス etc...
Wiiはスマブラオンリーで;
里親募集ポケモンリスト(製作中。。。)
パチリス「お願いです!
お兄ちゃんを…助けてください!」
ドラッヘの2匹は依頼人のいる場所、小さな森の前に来ている。
ツヴァイ「それで、どういう状況なの?」
パチリス「うん……。
おにーちゃんと一緒にお散歩してたんだけど、いきなりオニスズメに攻撃されて……。
それでおにーちゃんがボクを逃がすために……」
ツヴァイ「…森に残ったわけか。」
パチリス「うん……。」
アインス「分かった!
私達に任せておいて!」
アインスが森に向かおうとする。
パチリス「それと、」
が、呼び止められる。
アインス「な、何…?」
パチリス「昨日も救助依頼をしたんだけど、帰ってこなくて……。
もしかしたら……。」
アインス「…それって、ヤバいんじゃ…?」
ツヴァイ「ほら、行くよ?」
ツヴァイが森の中に入っていく。
続いて、アインスも森に入っていく。
第7話 「黒い森」
アインス「うわっ、また来た!
ツヴァイお願い!」
ツヴァイ「またか…火の粉!」
2匹は森の奥へと進んでいる。
歩きでではなく、走りで。
追ってくるオニスズメ軍団を牽制しながら。
ツヴァイ「…やっぱ無理があるんじゃないの?これ……。」
アインス「だって、他に方法思い付かないし。」
ツヴァイ「そりゃそうだけどさ……。」
会話するのも走りながら。
結構体力を使う。
ツヴァイ「で、あとどれくらいなの!?」
アインス「分からない。」
ツヴァイ「『分からない』って……。」
アインス「だって私もこんな奥に来た事なかったし!」
しかも不安要素満載。
後先不安。
ツヴァイ「来た!
今度はアインスの番だからね。」
アインス「分かってるって。
はっぱカッター!」
はっぱカッターで近付いてた一団を追い払う。
ツヴァイ「てか、『黒い森』なんて、本当にあるの!?」
アインス「分からない。
でも他に手掛かり無いし、その『黒い森』を探すしかないじゃん。」
ツヴァイ「そりゃそうだけどさ……。」
依頼主の言葉を、頭の中で反芻する。
ツヴァイ「それで、そこの風景っていうか特長っていうか、何か覚えてない?」
パチリス「えっとね、なんだか森が黒かった。」
アインス「『森が黒い』?」
パチリス「うん。」
ツヴァイ「…がむしゃらに探すのも、どうかと思うよ。」
アインス「でも、他に手が無いし……。」
そう言って、アインスが後方を確認する。
アインス「…あれ?」
突然、アインスが足を止める。
ツヴァイ「ん?
どうした?」
つられて、ツヴァイも足を止める。
アインス「オニスズメが…追って来てない……。」
ツヴァイも後方を確認する。
確かに、あれだけいたオニスズメが1匹もいない。
ツヴァイ「この先に、何かあるのかも……。」
そう言い、ツヴァイが奥へと歩きだす。
続いて、アインスも奥へと向かう。
黒い森へと。
お兄ちゃんを…助けてください!」
ドラッヘの2匹は依頼人のいる場所、小さな森の前に来ている。
ツヴァイ「それで、どういう状況なの?」
パチリス「うん……。
おにーちゃんと一緒にお散歩してたんだけど、いきなりオニスズメに攻撃されて……。
それでおにーちゃんがボクを逃がすために……」
ツヴァイ「…森に残ったわけか。」
パチリス「うん……。」
アインス「分かった!
私達に任せておいて!」
アインスが森に向かおうとする。
パチリス「それと、」
が、呼び止められる。
アインス「な、何…?」
パチリス「昨日も救助依頼をしたんだけど、帰ってこなくて……。
もしかしたら……。」
アインス「…それって、ヤバいんじゃ…?」
ツヴァイ「ほら、行くよ?」
ツヴァイが森の中に入っていく。
続いて、アインスも森に入っていく。
第7話 「黒い森」
アインス「うわっ、また来た!
ツヴァイお願い!」
ツヴァイ「またか…火の粉!」
2匹は森の奥へと進んでいる。
歩きでではなく、走りで。
追ってくるオニスズメ軍団を牽制しながら。
ツヴァイ「…やっぱ無理があるんじゃないの?これ……。」
アインス「だって、他に方法思い付かないし。」
ツヴァイ「そりゃそうだけどさ……。」
会話するのも走りながら。
結構体力を使う。
ツヴァイ「で、あとどれくらいなの!?」
アインス「分からない。」
ツヴァイ「『分からない』って……。」
アインス「だって私もこんな奥に来た事なかったし!」
しかも不安要素満載。
後先不安。
ツヴァイ「来た!
今度はアインスの番だからね。」
アインス「分かってるって。
はっぱカッター!」
はっぱカッターで近付いてた一団を追い払う。
ツヴァイ「てか、『黒い森』なんて、本当にあるの!?」
アインス「分からない。
でも他に手掛かり無いし、その『黒い森』を探すしかないじゃん。」
ツヴァイ「そりゃそうだけどさ……。」
依頼主の言葉を、頭の中で反芻する。
ツヴァイ「それで、そこの風景っていうか特長っていうか、何か覚えてない?」
パチリス「えっとね、なんだか森が黒かった。」
アインス「『森が黒い』?」
パチリス「うん。」
ツヴァイ「…がむしゃらに探すのも、どうかと思うよ。」
アインス「でも、他に手が無いし……。」
そう言って、アインスが後方を確認する。
アインス「…あれ?」
突然、アインスが足を止める。
ツヴァイ「ん?
どうした?」
つられて、ツヴァイも足を止める。
アインス「オニスズメが…追って来てない……。」
ツヴァイも後方を確認する。
確かに、あれだけいたオニスズメが1匹もいない。
ツヴァイ「この先に、何かあるのかも……。」
そう言い、ツヴァイが奥へと歩きだす。
続いて、アインスも奥へと向かう。
黒い森へと。
PR
イオタ「…で最後に、この下がパッチールのカフェ。
いろんな救助隊や探検隊が集まるから、情報も集まる。
オイラもよく来るから、何かあったら来いよな。」
イオタによる広場の案内が終わる。
カクレオン商店、ガルーラ倉庫、ペルシアン銀行、そして今のパッチールのカフェ。
うん、全部覚えるには時間がかかりそうだ。
ツヴァイ「ありがとな、案内してくれて。」
イオタ「別にいいって。
そのかわり、何か面白い情報見つけたら、真っ先にオイラの所に来てくれよな。
んじゃ、アインスの事、よろしくな。」
ツヴァイ「あぁ、じゃあな。」
アインス「ちょっと!
それってどういう――」
第6話 「初依頼」
ツヴァイ「まったく、そんなんだからさっきの奴も心配するんじゃないか…?」
連絡所に向かいながら、ツヴァイが言う。
アインス「うん…気をつけるよ……。」
そう言うアインスは、こんがり焼けていた。
ついでに言うと、逆方向に向かったイオタは、切り傷だらけ。
うん 、3すくみって恐いね。
アインス「あ、ほら、見えてた!」
崖にそびえ立つ建物が見えてくる。
ツヴァイ「あれが…?」
アインス「うん、ペリッパー連絡所。」
その建物は、ペリッパーの形をしていた。
デザインした奴の気が知れない。
アインス「ほら、早く行くよ!」
そう言い、アインスの歩きが走りに変わる。
ツヴァイ(アインスって、結構単純な奴…?)
そんな事を考えながら、ツヴァイも走りだす。
アインス「ほら、これこれ!」
遠くでアインスが叫ぶ。
ツヴァイが遅いせいか、結構距離を開けられてしまった。
アインス「これがその掲示板!」
ツヴァイが、アインスの所にたどり着く。
その掲示板には、無数の紙が貼付けてある。
ツヴァイ「これ…全部救助依頼書…?」
アインス「うん。
えっと、何か近くのの無いかな~?」
アインスが掲示板を見回す。
ツヴァイはこっちの世界の地理が分からないのでパス。
アインス「あ、これなんかすぐ近くじゃん。」
アインスが1枚の依頼書を破り取る。
ツヴァイ「え…破っちゃっていいの?」
アインス「うん。
重複して依頼を受けちゃうと、色々面倒じゃん。」
ツヴァイ「…なるほどね。
それで、どこのなの?」
アインス「深い森…昨日行った森の奥の方。」
ツヴァイ「え……。」
いろんな救助隊や探検隊が集まるから、情報も集まる。
オイラもよく来るから、何かあったら来いよな。」
イオタによる広場の案内が終わる。
カクレオン商店、ガルーラ倉庫、ペルシアン銀行、そして今のパッチールのカフェ。
うん、全部覚えるには時間がかかりそうだ。
ツヴァイ「ありがとな、案内してくれて。」
イオタ「別にいいって。
そのかわり、何か面白い情報見つけたら、真っ先にオイラの所に来てくれよな。
んじゃ、アインスの事、よろしくな。」
ツヴァイ「あぁ、じゃあな。」
アインス「ちょっと!
それってどういう――」
第6話 「初依頼」
ツヴァイ「まったく、そんなんだからさっきの奴も心配するんじゃないか…?」
連絡所に向かいながら、ツヴァイが言う。
アインス「うん…気をつけるよ……。」
そう言うアインスは、こんがり焼けていた。
ついでに言うと、逆方向に向かったイオタは、切り傷だらけ。
うん 、3すくみって恐いね。
アインス「あ、ほら、見えてた!」
崖にそびえ立つ建物が見えてくる。
ツヴァイ「あれが…?」
アインス「うん、ペリッパー連絡所。」
その建物は、ペリッパーの形をしていた。
デザインした奴の気が知れない。
アインス「ほら、早く行くよ!」
そう言い、アインスの歩きが走りに変わる。
ツヴァイ(アインスって、結構単純な奴…?)
そんな事を考えながら、ツヴァイも走りだす。
アインス「ほら、これこれ!」
遠くでアインスが叫ぶ。
ツヴァイが遅いせいか、結構距離を開けられてしまった。
アインス「これがその掲示板!」
ツヴァイが、アインスの所にたどり着く。
その掲示板には、無数の紙が貼付けてある。
ツヴァイ「これ…全部救助依頼書…?」
アインス「うん。
えっと、何か近くのの無いかな~?」
アインスが掲示板を見回す。
ツヴァイはこっちの世界の地理が分からないのでパス。
アインス「あ、これなんかすぐ近くじゃん。」
アインスが1枚の依頼書を破り取る。
ツヴァイ「え…破っちゃっていいの?」
アインス「うん。
重複して依頼を受けちゃうと、色々面倒じゃん。」
ツヴァイ「…なるほどね。
それで、どこのなの?」
アインス「深い森…昨日行った森の奥の方。」
ツヴァイ「え……。」
アインス「あ、見えてきた!」
ツヴァイ「『ペリッパー連絡所』とやらが?」
アインス「いや、違うけど……。」
そこで声のトーンを落とさないでよ……。
何か不安になってきたじゃん……。
アインス「でも、あれが見えたって事は、もう結構近いよ。」
ツヴァイ「『あれ』って?」
アインス「ポケモン広場。」
第5話 「ひろば」
アインス「救助隊をやるにも、色々と道具が必要でしょ?
だから、お店とかを集めて救助隊をバックアップする町ができたの。
それがポケモン広場。」
ツヴァイ「なるほどねー…。」
広場に向かう道中、アインスが説明する。
色々お疲れさまです。
とかなんとか言ってる内に到着(
ブイゼル「おう、久しぶりだな。」
突然、見知らぬブイゼルに話し掛けられる。
ツヴァイにではなく、アインスにだろうが。
アインス「久しぶり、イオタ。」
ブイゼル⇒イオタ「聞いたぜ。
また1匹であの森に行ったんだってな。」
アインス「え、う、うん……。」
イオタ「あそこはタイプ的にも危ないっていつも言ってんじゃん。」
アインス「うん、ゴメン……。」
完全アウェーなツヴァイ。
かと思ったら、突然話がそっちにいく。
アインス「で、今回はこのツヴァイに助けられてさ。
それで、一緒に救助隊をやることになったんだ。」
と、ここでイオタがツヴァイに気付く。
今更かよ!
イオタ「…悪いな。
昔から無謀な事するからな、こいつ。」
ツヴァイ「いや、僕も困ってた所を助けてもらったし、気にしないでいいって。」
イオタ「オイラはイオタ。
広場で情報屋をやってる。
よろしくな。」
ツヴァイ「僕はツヴァイ。
よろしく。」
イオタ「そうだな…調度今暇だし、広場の案内でもしてやろうか?」
ツヴァイ「うん、ありがとう。」
なーんて言っちゃったけど、これってまた新しい用語とか出るってか?
ツヴァイ「『ペリッパー連絡所』とやらが?」
アインス「いや、違うけど……。」
そこで声のトーンを落とさないでよ……。
何か不安になってきたじゃん……。
アインス「でも、あれが見えたって事は、もう結構近いよ。」
ツヴァイ「『あれ』って?」
アインス「ポケモン広場。」
第5話 「ひろば」
アインス「救助隊をやるにも、色々と道具が必要でしょ?
だから、お店とかを集めて救助隊をバックアップする町ができたの。
それがポケモン広場。」
ツヴァイ「なるほどねー…。」
広場に向かう道中、アインスが説明する。
色々お疲れさまです。
とかなんとか言ってる内に到着(
ブイゼル「おう、久しぶりだな。」
突然、見知らぬブイゼルに話し掛けられる。
ツヴァイにではなく、アインスにだろうが。
アインス「久しぶり、イオタ。」
ブイゼル⇒イオタ「聞いたぜ。
また1匹であの森に行ったんだってな。」
アインス「え、う、うん……。」
イオタ「あそこはタイプ的にも危ないっていつも言ってんじゃん。」
アインス「うん、ゴメン……。」
完全アウェーなツヴァイ。
かと思ったら、突然話がそっちにいく。
アインス「で、今回はこのツヴァイに助けられてさ。
それで、一緒に救助隊をやることになったんだ。」
と、ここでイオタがツヴァイに気付く。
今更かよ!
イオタ「…悪いな。
昔から無謀な事するからな、こいつ。」
ツヴァイ「いや、僕も困ってた所を助けてもらったし、気にしないでいいって。」
イオタ「オイラはイオタ。
広場で情報屋をやってる。
よろしくな。」
ツヴァイ「僕はツヴァイ。
よろしく。」
イオタ「そうだな…調度今暇だし、広場の案内でもしてやろうか?」
ツヴァイ「うん、ありがとう。」
なーんて言っちゃったけど、これってまた新しい用語とか出るってか?
アインスの家…もといドラッヘ基地――
ツヴァイ「んあああぁぁぁぁぁぁ…………
…もう朝か……。」
結局あの後、疲れで到着後すぐに寝たツヴァイとアインス。
ふと、ある事が気になり、藁の寝床を確認するツヴァイ。
ツヴァイ(尻尾の火、燃え移って…ないよね?)
ポケモン界7不思議の1つである(何
第4話 「初依頼」
ツヴァイ「…あれ、アインスは…?」
ツヴァイは周りを見回す。
が、基地の中にはいないようだ。
ツヴァイ(って事は、外…?)
そう思い、外を覗くツヴァイ。
アインス「あ、おはよう、ツヴァイ♪」
ツヴァイ「ん、あぁ、おはよう……。」
やけに明るいアインスとまだ眠いツヴァイ。
その温度差は激しい。
アインス「ほら、やっぱり来てた!
救助隊セット!」
アインスの目の前には謎の箱が置いてある。
ツヴァイ「それって、一体…?」
アインス「あ、そっか。
ツヴァイは知らないのね。
これは救助隊スターターセット。
名前の通りだけど、救助隊をやるのに必要な道具が揃ってるの。
救助隊を始めると届くの。」
ツヴァイ(これって無料配給?
だとしたら、その資金はどこから…?)
そんな疑問を抱きつつも、アインスの話に耳を傾ける。
アインス「それじゃあ開けるよ。」
ツヴァイ「…うん。」
アインスが箱を開ける。
中には、何やら色々と入っている。
アインスが箱をひっくり返し、中身を全部出す。
あ、中身の大半は発泡スチロールのクッションだった。
ツヴァイ(せめて中でやれよ中で……。)
後始末が大変そうである。
アインス「えっと、これが『救助隊バッジ』で、救助隊の証。
ポケモンを助けるときにも使うんだって。」
アインスが卵型のバッヂを指差して言う。
アインス「で、これがレスキューバッグ。
まぁ、普通にバッグなんだけどね。」
アインスが4つあるカバンを指差して言う。
因みに中身は繋がってるらしい。
ポケモン界7不思議の1つである。
ツヴァイ「そういえばさ。」
ここでツヴァイが話を切り出す。
ツヴァイ「『救助隊』って、つまりは何をする隊なの?」
アインス「あ、うん、そこなんだけど。
有名になればポストに依頼の手紙が来るんだけど……」
アインスがポストをチラ見する。
アインス「…まだ私たちのはできたばっかだから、依頼掲示板の依頼をやっていかないと。」
ツヴァイ「『依頼掲示板』?」
分からない単語だらけだ。
アインス「ここから少し行った所にペリッパー連絡所っていうのがあって、そこにある掲示板。
そっちにも救助依頼があるから、まずはそれからやっていかないとね。」
ツヴァイ(また新しい単語が……。)
これ以上は混乱しそうなので、聞くのはやめといた。
ツヴァイ「…うん、大体は分かった。
それで、それってどっち?」
アインス「うん、確かあっちの方。」
アインスが海の方を指差して言う。
ツヴァイ「よし、じゃあ行くか!」
アインス「うん!」
それが、大いなる冒険の入口になる。
ツヴァイ「んあああぁぁぁぁぁぁ…………
…もう朝か……。」
結局あの後、疲れで到着後すぐに寝たツヴァイとアインス。
ふと、ある事が気になり、藁の寝床を確認するツヴァイ。
ツヴァイ(尻尾の火、燃え移って…ないよね?)
ポケモン界7不思議の1つである(何
第4話 「初依頼」
ツヴァイ「…あれ、アインスは…?」
ツヴァイは周りを見回す。
が、基地の中にはいないようだ。
ツヴァイ(って事は、外…?)
そう思い、外を覗くツヴァイ。
アインス「あ、おはよう、ツヴァイ♪」
ツヴァイ「ん、あぁ、おはよう……。」
やけに明るいアインスとまだ眠いツヴァイ。
その温度差は激しい。
アインス「ほら、やっぱり来てた!
救助隊セット!」
アインスの目の前には謎の箱が置いてある。
ツヴァイ「それって、一体…?」
アインス「あ、そっか。
ツヴァイは知らないのね。
これは救助隊スターターセット。
名前の通りだけど、救助隊をやるのに必要な道具が揃ってるの。
救助隊を始めると届くの。」
ツヴァイ(これって無料配給?
だとしたら、その資金はどこから…?)
そんな疑問を抱きつつも、アインスの話に耳を傾ける。
アインス「それじゃあ開けるよ。」
ツヴァイ「…うん。」
アインスが箱を開ける。
中には、何やら色々と入っている。
アインスが箱をひっくり返し、中身を全部出す。
あ、中身の大半は発泡スチロールのクッションだった。
ツヴァイ(せめて中でやれよ中で……。)
後始末が大変そうである。
アインス「えっと、これが『救助隊バッジ』で、救助隊の証。
ポケモンを助けるときにも使うんだって。」
アインスが卵型のバッヂを指差して言う。
アインス「で、これがレスキューバッグ。
まぁ、普通にバッグなんだけどね。」
アインスが4つあるカバンを指差して言う。
因みに中身は繋がってるらしい。
ポケモン界7不思議の1つである。
ツヴァイ「そういえばさ。」
ここでツヴァイが話を切り出す。
ツヴァイ「『救助隊』って、つまりは何をする隊なの?」
アインス「あ、うん、そこなんだけど。
有名になればポストに依頼の手紙が来るんだけど……」
アインスがポストをチラ見する。
アインス「…まだ私たちのはできたばっかだから、依頼掲示板の依頼をやっていかないと。」
ツヴァイ「『依頼掲示板』?」
分からない単語だらけだ。
アインス「ここから少し行った所にペリッパー連絡所っていうのがあって、そこにある掲示板。
そっちにも救助依頼があるから、まずはそれからやっていかないとね。」
ツヴァイ(また新しい単語が……。)
これ以上は混乱しそうなので、聞くのはやめといた。
ツヴァイ「…うん、大体は分かった。
それで、それってどっち?」
アインス「うん、確かあっちの方。」
アインスが海の方を指差して言う。
ツヴァイ「よし、じゃあ行くか!」
アインス「うん!」
それが、大いなる冒険の入口になる。
アインス「ありがとうね、何か助けてもらっちゃって……。」
ツヴァイ「いや、僕も危なかったしさ。」
アインス「でも、それも私が巻き込んじゃった事だし……。」
そう言い、うつむくアインス。
アインス「もっと強くなりたいって思ったのに……
なのに…………。」
ツヴァイ「『強くなりたい』?」
アインス「うん……。
…あっ!」
突然雰囲気が明るくなるアインス。
アインス「ツヴァイって人間だったって言ってたよね?」
ツヴァイ「え、あ、うん。」
アインス「じゃあ、これから行く所とかある?」
ツヴァイ(そうだ…行く所なんて…僕には……。)
しばらく沈黙するツヴァイ。
アインス「なら、私の家に来ない?」
ツヴァイ「え?」
アインス「そのかわりといっちゃあれだけど、私と一緒に救助隊をやってくれない?」
ツヴァイ「救助隊?」
アインス「うん。」
一旦間を空けるアインス。
アインス「最近、黒い何かがこの世界のあちこちに現れてて、」
ツヴァイ「『黒い何か』?」
アインス「うん、それが何なのかはまだ分からないみたいなんだけど……。
でも、それのせいでおかしくなっちゃうポケモン達がいて、
そのポケモンに襲われちゃうポケモンがいて……。」
また一旦間を空ける。
アインス「それで、そんなポケモンを助けるために最近『救助隊』が増えてて、
私もそんなポケモンを助けたくて救助隊になりたかったんだけど……。
それでもっと強くなりたくて修業してたんだけど……」
ツヴァイ「…そしたらオニスズメ達に追われたってわけか。」
アインス「…うん……。
でも、ツヴァイと一緒ならうまくいきそうな気がするの。
さっきの合体技もいきなりでうまくいったしさ。」
一考するツヴァイ。
そして……
ツヴァイ「…分かった。
やるか、救助隊!」
アインス「ほんと!?」
ツヴァイ「あぁ。
正直な所、行く所に困ってたしさ。」
アインス「ありがとう!
よろしくね、ツヴァイ!」
ツヴァイ「あぁ、よろしくな、アインス。」
アインス「それで、救助隊の名前はどうする?」
ツヴァイ「…え?」
唐突な問題。
一応今後に関わる、大きな問題。
ツヴァイ(ていうか、これ、僕が決めるの!?
えっと、何かいいワードは……)
ふいに、とある単語が思い浮かぶ。
ツヴァイ「ドラッヘ…なんかは?」
アインス「ドラッヘ…いいね!
何か不思議な響きで。」
確定。
アインス「それじゃあ、救助隊『ドラッヘ』、明日より活動開始!」
ツヴァイ「おーーー!」
こうして、
救助隊『ドラッヘ』の物語が、
始まった。
ツヴァイ「いや、僕も危なかったしさ。」
アインス「でも、それも私が巻き込んじゃった事だし……。」
そう言い、うつむくアインス。
アインス「もっと強くなりたいって思ったのに……
なのに…………。」
ツヴァイ「『強くなりたい』?」
アインス「うん……。
…あっ!」
突然雰囲気が明るくなるアインス。
アインス「ツヴァイって人間だったって言ってたよね?」
ツヴァイ「え、あ、うん。」
アインス「じゃあ、これから行く所とかある?」
ツヴァイ(そうだ…行く所なんて…僕には……。)
しばらく沈黙するツヴァイ。
アインス「なら、私の家に来ない?」
ツヴァイ「え?」
アインス「そのかわりといっちゃあれだけど、私と一緒に救助隊をやってくれない?」
ツヴァイ「救助隊?」
アインス「うん。」
一旦間を空けるアインス。
アインス「最近、黒い何かがこの世界のあちこちに現れてて、」
ツヴァイ「『黒い何か』?」
アインス「うん、それが何なのかはまだ分からないみたいなんだけど……。
でも、それのせいでおかしくなっちゃうポケモン達がいて、
そのポケモンに襲われちゃうポケモンがいて……。」
また一旦間を空ける。
アインス「それで、そんなポケモンを助けるために最近『救助隊』が増えてて、
私もそんなポケモンを助けたくて救助隊になりたかったんだけど……。
それでもっと強くなりたくて修業してたんだけど……」
ツヴァイ「…そしたらオニスズメ達に追われたってわけか。」
アインス「…うん……。
でも、ツヴァイと一緒ならうまくいきそうな気がするの。
さっきの合体技もいきなりでうまくいったしさ。」
一考するツヴァイ。
そして……
ツヴァイ「…分かった。
やるか、救助隊!」
アインス「ほんと!?」
ツヴァイ「あぁ。
正直な所、行く所に困ってたしさ。」
アインス「ありがとう!
よろしくね、ツヴァイ!」
ツヴァイ「あぁ、よろしくな、アインス。」
アインス「それで、救助隊の名前はどうする?」
ツヴァイ「…え?」
唐突な問題。
一応今後に関わる、大きな問題。
ツヴァイ(ていうか、これ、僕が決めるの!?
えっと、何かいいワードは……)
ふいに、とある単語が思い浮かぶ。
ツヴァイ「ドラッヘ…なんかは?」
アインス「ドラッヘ…いいね!
何か不思議な響きで。」
確定。
アインス「それじゃあ、救助隊『ドラッヘ』、明日より活動開始!」
ツヴァイ「おーーー!」
こうして、
救助隊『ドラッヘ』の物語が、
始まった。