書きたい描きたいひたすらかきたい。そんな修行中のケモノカキです。
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りっくすの現状
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《執筆中》
光の救助隊
《一時停止中》
千年の祟り
デジタル⇔リアル
-エルソード-
りっくすx(OT) Lv45
イクサル(CE) Lv39
リクシル(SR) Lv36
ライックス(HM) Lv26
オフェン(エルス) Lv14
サイリクス(レイヴン)Lv20
-Wi-Fi-
ポケモン黒のフレコ:
3997-1954-2348
ゾロア欲しい人募集中
DSゲームの有名所はそれなりに。
ポケモン・おい森・マリカー・テトリス etc...
Wiiはスマブラオンリーで;
里親募集ポケモンリスト(製作中。。。)
フーディン「さて、今日わしたちがここに来たのは他でもない。
例の『黒い何か』について皆に注意してほしいことがあるからだ。」
イオタ「しっかり聞いとけよな。
特にお前ら救助隊はな。」
第12話 「黒い力」
フーディン「ここにおる者の中にも、黒く染まった場所を見たことがある者がいるだろう。」
フーディンが本題に入る。
周りの者は、皆静聴。
フーディン「単刀直入に言おう。
あの場所には、なるべく入らないほうがいい。」
ツヴァイ(え?
でも、何で…?)
少し驚くツヴァイ。
確かに『黒い森』は無気味ではあったが、危険という感じでは……。
フーディン「確かに長居さえしなければ問題無いかも知れぬ。
だが、長居をすればその者もその『黒い力』に汚染される。」
アインス「え?
『汚染』ってどういう……。」
フーディンの話に対してアインスが質問する。
お前、どうやってそんな前に…?
フーディン「あぁ。
あの空間は『黒い力』に汚染された者によって作られる。
そしてその空間によって別の者が汚染される。
それが連鎖し今に至る、というわけだ。」
ツヴァイ(そういう事か……。
じゃああのオニドリルも……。)
ツヴァイの中で、何となくながら話が繋がっていく。
フーディン「汚染された者は正気を失う。
そういう者が増えれば逆に手間が増える。
故に、今後その土地に行かせる者を制限しようと思う。」
ツヴァイ「『制限』って、そんな事できる権力あるの…?」
ツヴァイがイオタに小声で聞く。
イオタ「権力は無い、でも発言力はある。
今まで何度フーディンの情報に頼られた事か……。」
ツヴァイ「…なるほど。」
フーディン「それと、『黒い力』にはまだ謎が多い。
救助隊の者もそれ以外の者も、注意してほしい。」
フーディンが話を締める。
ツヴァイの方に目を向けて。
ツヴァイ(え…?
気のせい…だよね?
俺じゃなくてイオタの方かもしれないし……。)
フーディン「わしからの話は以上だ。
それでは、失礼させてもらう。」
フーディンがテレポートでその場を去る。
一緒にいたリザードンとバンギラスと共に。
流石は『最強の救助隊』といったところか。
ツヴァイ「…そういや、フーディンってこの世界の事、何でも知ってるんだよな?」
イオタ「あ、あぁ、そう言われてる。」
念のための確認。
そして、ある1つの可能性。
ツヴァイ(だとしたら、俺の事も分かるかもしれない……。
俺が何でポケモンになったのかも…!)
例の『黒い何か』について皆に注意してほしいことがあるからだ。」
イオタ「しっかり聞いとけよな。
特にお前ら救助隊はな。」
第12話 「黒い力」
フーディン「ここにおる者の中にも、黒く染まった場所を見たことがある者がいるだろう。」
フーディンが本題に入る。
周りの者は、皆静聴。
フーディン「単刀直入に言おう。
あの場所には、なるべく入らないほうがいい。」
ツヴァイ(え?
でも、何で…?)
少し驚くツヴァイ。
確かに『黒い森』は無気味ではあったが、危険という感じでは……。
フーディン「確かに長居さえしなければ問題無いかも知れぬ。
だが、長居をすればその者もその『黒い力』に汚染される。」
アインス「え?
『汚染』ってどういう……。」
フーディンの話に対してアインスが質問する。
お前、どうやってそんな前に…?
フーディン「あぁ。
あの空間は『黒い力』に汚染された者によって作られる。
そしてその空間によって別の者が汚染される。
それが連鎖し今に至る、というわけだ。」
ツヴァイ(そういう事か……。
じゃああのオニドリルも……。)
ツヴァイの中で、何となくながら話が繋がっていく。
フーディン「汚染された者は正気を失う。
そういう者が増えれば逆に手間が増える。
故に、今後その土地に行かせる者を制限しようと思う。」
ツヴァイ「『制限』って、そんな事できる権力あるの…?」
ツヴァイがイオタに小声で聞く。
イオタ「権力は無い、でも発言力はある。
今まで何度フーディンの情報に頼られた事か……。」
ツヴァイ「…なるほど。」
フーディン「それと、『黒い力』にはまだ謎が多い。
救助隊の者もそれ以外の者も、注意してほしい。」
フーディンが話を締める。
ツヴァイの方に目を向けて。
ツヴァイ(え…?
気のせい…だよね?
俺じゃなくてイオタの方かもしれないし……。)
フーディン「わしからの話は以上だ。
それでは、失礼させてもらう。」
フーディンがテレポートでその場を去る。
一緒にいたリザードンとバンギラスと共に。
流石は『最強の救助隊』といったところか。
ツヴァイ「…そういや、フーディンってこの世界の事、何でも知ってるんだよな?」
イオタ「あ、あぁ、そう言われてる。」
念のための確認。
そして、ある1つの可能性。
ツヴァイ(だとしたら、俺の事も分かるかもしれない……。
俺が何でポケモンになったのかも…!)
PR
ツヴァイ「あーもう……。」
朝…というより昼に近い。
そんな時間、ツヴァイが頭を抱えていた。
ツヴァイ「何で俺がこんな役に……。」
ドラッヘ基地内、立っているのはツヴァイだけ。
他2匹は未だに寝ている。
ツヴァイ「起・き・や・が・れぇ!!」
ドラッヘ基地で、ぼやが発生する。
第11話 「FLB」
アインス「…もう少し優しく起こせなかったの…?」
広場に向かう道中、アインスが言う。
アインスもドライも、見事なまでにこんがり真っ黒。
うん、タイプ相性の力って凄いね。
ツヴァイ「寝坊したお前らが悪い。」
ツヴァイがきっぱりと言う。
確かに、原因を作ったのは本人達の方。
ツヴァイ「それより、広場ってあんなに集まりに差があるのか?」
ツヴァイが目的地・ポケモン広場を目で指す。
そこには、遠目でも分かる大量のポケモン達。
アインス「ううん、昨日くらいのが普通なはずだけど……。
だれか有名人でも来てるのかな?」
ツヴァイ「そんなベタな落ち…あるのか?」
ドライ(…眠い……。)
のんびりと広場に向かう一行。
予想が当たっているとも知らずに。
アインス「あ、イオタ。
おはよ~。」
イオタ「おう、おはような。
って、何でまた黒焦げなんだ?
そこの新顔と揃って。」
予想外に冷静に対処するイオタ。
こういうのは慣れてるのだろうか。
ツヴァイ「あ、このルカリオは――」
イオタ「ドライだろ、知ってるよ。
オイラの情報網をあなどるなよ。」
情報源は不明だが、雰囲気からして新メンバーの事も知っていたらしい。
確かに凄い情報網だ。
ツヴァイ「それで、これは何の集まり…?」
イオタ「あぁ、救助隊『FLB』が来てるらしいんだ。
折角だし、お前らも見に行かないか?」
アインス「え!?本当!?
行く行く!!」
突然、何かに目覚めたようにアインスが走りだす。
イオタ「あ、おい、待てって!」
続いてイオタも走りだす。
結果、ツヴァイとドライが置いていかれる。
ツヴァイ「…どうする?
俺達も急ぐか?」
ドライ「こっちゃあこっちで勝手にやる。
そっちゃあそっちで勝手にやってくれ。」
ドライが眠そうに言う。
どうしても朝に弱いらしい。
ツヴァイ(まとまりねーな、俺ら……。)
アインス「あ、来た来た!
遅いよ2匹とも~。」
群衆に先に交じったアインスが言う。
その中央に誰かいるらしいが、ツヴァイには全く見えない。
ツヴァイ「…それで、誰が来てるんだって?」
イオタ「『FLB』だよ。
もしかして、知らない?」
ツヴァイ「うん、全然。」
こっちでは有名らしい。
が、ツヴァイは全く知らない。
イオタ「ホントかよ……。
…『FLB』ってのはな、最強と言われる救助隊だ。
隊員のリザードンはその炎で山も溶かすといわれ、バンギラスの鎧の皮膚はどんな攻撃も効かないらしい。
そしてリーダーのフーディンは、この世界の全ての事を知っているらしい。」
ツヴァイ「…全部『らしい』情報かよ……。」
なんだかあやふやな言い方。
だが、この群衆がそれが真実だと言っている。
ツヴァイ「…それで、何でまたそんな奴らが?
広場に来たらこういう事になるのは予想できたはずだろ?」
イオタ「お前な…本来ならお前から金取ってるところだぞ。
アインスの友達だっていうから別にいいけどさ……。」
ツヴァイ「…悪ぃ、調子に乗りすぎた……。」
そういや、こいつ『情報屋』とか言ってたな……。
イオタ「なんでも重大発表か何からしいぞ。
とりあえずもう少し見える場所に……。」
ツヴァイ「…無理じゃね?」
そこの人混み…もといポケ混みはかなりの密集地帯。
簡単に前に進めそうにはない。
ツヴァイ「…こういう時は、やっぱあれしか……。」
イオタ「?
何だ?」
ツヴァイ「おー、見える見える。」
数十秒後、ツヴァイがイオタの上に乗っている。
いわゆる『肩車』といわれるやつだ。
イオタ「何でオイラがこんな事……。」
ツヴァイ「じゃんけんで負けたからだろ?
文句言わない。」
イオタ「っ~~~~」
因みにブイゼルの体重はヒトカゲのの3倍以上。
逆だったら多分ツヴァイが潰れる。
ツヴァイ「お、演説始まるっぽいぞ。」
ツヴァイが身を乗り出す。
ツヴァイ(あいつがフーディンだな……。)
フーディン「さて、今日わしたちがここに来たのは他でもない。
例の『黒い何か』について皆に注意してほしいことがあるからだ。」
朝…というより昼に近い。
そんな時間、ツヴァイが頭を抱えていた。
ツヴァイ「何で俺がこんな役に……。」
ドラッヘ基地内、立っているのはツヴァイだけ。
他2匹は未だに寝ている。
ツヴァイ「起・き・や・が・れぇ!!」
ドラッヘ基地で、ぼやが発生する。
第11話 「FLB」
アインス「…もう少し優しく起こせなかったの…?」
広場に向かう道中、アインスが言う。
アインスもドライも、見事なまでにこんがり真っ黒。
うん、タイプ相性の力って凄いね。
ツヴァイ「寝坊したお前らが悪い。」
ツヴァイがきっぱりと言う。
確かに、原因を作ったのは本人達の方。
ツヴァイ「それより、広場ってあんなに集まりに差があるのか?」
ツヴァイが目的地・ポケモン広場を目で指す。
そこには、遠目でも分かる大量のポケモン達。
アインス「ううん、昨日くらいのが普通なはずだけど……。
だれか有名人でも来てるのかな?」
ツヴァイ「そんなベタな落ち…あるのか?」
ドライ(…眠い……。)
のんびりと広場に向かう一行。
予想が当たっているとも知らずに。
アインス「あ、イオタ。
おはよ~。」
イオタ「おう、おはような。
って、何でまた黒焦げなんだ?
そこの新顔と揃って。」
予想外に冷静に対処するイオタ。
こういうのは慣れてるのだろうか。
ツヴァイ「あ、このルカリオは――」
イオタ「ドライだろ、知ってるよ。
オイラの情報網をあなどるなよ。」
情報源は不明だが、雰囲気からして新メンバーの事も知っていたらしい。
確かに凄い情報網だ。
ツヴァイ「それで、これは何の集まり…?」
イオタ「あぁ、救助隊『FLB』が来てるらしいんだ。
折角だし、お前らも見に行かないか?」
アインス「え!?本当!?
行く行く!!」
突然、何かに目覚めたようにアインスが走りだす。
イオタ「あ、おい、待てって!」
続いてイオタも走りだす。
結果、ツヴァイとドライが置いていかれる。
ツヴァイ「…どうする?
俺達も急ぐか?」
ドライ「こっちゃあこっちで勝手にやる。
そっちゃあそっちで勝手にやってくれ。」
ドライが眠そうに言う。
どうしても朝に弱いらしい。
ツヴァイ(まとまりねーな、俺ら……。)
アインス「あ、来た来た!
遅いよ2匹とも~。」
群衆に先に交じったアインスが言う。
その中央に誰かいるらしいが、ツヴァイには全く見えない。
ツヴァイ「…それで、誰が来てるんだって?」
イオタ「『FLB』だよ。
もしかして、知らない?」
ツヴァイ「うん、全然。」
こっちでは有名らしい。
が、ツヴァイは全く知らない。
イオタ「ホントかよ……。
…『FLB』ってのはな、最強と言われる救助隊だ。
隊員のリザードンはその炎で山も溶かすといわれ、バンギラスの鎧の皮膚はどんな攻撃も効かないらしい。
そしてリーダーのフーディンは、この世界の全ての事を知っているらしい。」
ツヴァイ「…全部『らしい』情報かよ……。」
なんだかあやふやな言い方。
だが、この群衆がそれが真実だと言っている。
ツヴァイ「…それで、何でまたそんな奴らが?
広場に来たらこういう事になるのは予想できたはずだろ?」
イオタ「お前な…本来ならお前から金取ってるところだぞ。
アインスの友達だっていうから別にいいけどさ……。」
ツヴァイ「…悪ぃ、調子に乗りすぎた……。」
そういや、こいつ『情報屋』とか言ってたな……。
イオタ「なんでも重大発表か何からしいぞ。
とりあえずもう少し見える場所に……。」
ツヴァイ「…無理じゃね?」
そこの人混み…もといポケ混みはかなりの密集地帯。
簡単に前に進めそうにはない。
ツヴァイ「…こういう時は、やっぱあれしか……。」
イオタ「?
何だ?」
ツヴァイ「おー、見える見える。」
数十秒後、ツヴァイがイオタの上に乗っている。
いわゆる『肩車』といわれるやつだ。
イオタ「何でオイラがこんな事……。」
ツヴァイ「じゃんけんで負けたからだろ?
文句言わない。」
イオタ「っ~~~~」
因みにブイゼルの体重はヒトカゲのの3倍以上。
逆だったら多分ツヴァイが潰れる。
ツヴァイ「お、演説始まるっぽいぞ。」
ツヴァイが身を乗り出す。
ツヴァイ(あいつがフーディンだな……。)
フーディン「さて、今日わしたちがここに来たのは他でもない。
例の『黒い何か』について皆に注意してほしいことがあるからだ。」
パチリス「お兄ちゃんたち誰?」
『黒い森』、その更に奥。
そこに、1匹のパチリスがうずくまっている。
ツヴァイ「もう大丈夫、助けに来たよ。」
アインス「弟が待ってるよ。
さあ、一緒に帰ろ。」
パチリス「うわぁぁぁあん
恐かったよぉぉ」
兄とはいってもまだ子供。
よほど恐かったのか、アインスに抱きつく。
アインス「さ、帰ろ。」
第10話 「ドライ」
パチリス(弟)「よかった~~~~♪
お兄ちゃん無事だったんだ~~~~♪」
パチリス(兄)「ごめんね、心配かけさせて。
もう大丈夫だからね。」
再会するや否や抱き合うパチリス兄弟。
うん、兄弟愛って素晴らしい。
パチリス(弟)「それで、お礼のことなんだけど……。」
弟パチリスが申し訳なさそうに言う。
確か、依頼書にお礼の事は書いてなかった。
アインス「いいっていいって。
困った時はお互い様でしょ?」
ルカリオ「こっちも暇やっただけやから、気にせんでええよ。」
やけに柔軟な対応の2匹。
ツヴァイが反論のタイミングを逃す。
ツヴァイ(…今更『報酬重要』だなんて言えねぇ……。)
アインス「それじゃあ、気をつけて帰ってね!」
パチリス(兄)「うん!
ありがとう!」
その言葉の後、家路につくパチリス兄弟。
そして、残った3匹で別の話題に入る。
ツヴァイ「さっきはありがとうな。
でも、お前1匹であの森に…?」
ツヴァイの、1つの疑問。
普通救助隊は2匹以上で救助にむかう。
ルカリオ「まーな。
暇やったから依頼を受けた、それだけや。」
アインス「じゃあさ、私たちの救助隊に入らない?」
ツヴァイ「ちょ、アインス!?」
突然の無茶な話。
やっぱりアインスって単純…?
ルカリオ「ん、まぁ、入るまでは行かなくても協力くらいならええよ。」
ツヴァイ「っていいの!?」
そして即答。
ルカリオ「ええよ。
どうせ暇やし。」
アインス「ありがとう!
助かるよ!」
「(仮)」ながらも、ドラッヘメンバーが1人増えたようだ。
アインス「私はアインス、あのヒトカゲはツヴァイ。
これからよろしく!」
ルカリオ「こっちはドライや。
よろしくな!」
『黒い森』、その更に奥。
そこに、1匹のパチリスがうずくまっている。
ツヴァイ「もう大丈夫、助けに来たよ。」
アインス「弟が待ってるよ。
さあ、一緒に帰ろ。」
パチリス「うわぁぁぁあん
恐かったよぉぉ」
兄とはいってもまだ子供。
よほど恐かったのか、アインスに抱きつく。
アインス「さ、帰ろ。」
第10話 「ドライ」
パチリス(弟)「よかった~~~~♪
お兄ちゃん無事だったんだ~~~~♪」
パチリス(兄)「ごめんね、心配かけさせて。
もう大丈夫だからね。」
再会するや否や抱き合うパチリス兄弟。
うん、兄弟愛って素晴らしい。
パチリス(弟)「それで、お礼のことなんだけど……。」
弟パチリスが申し訳なさそうに言う。
確か、依頼書にお礼の事は書いてなかった。
アインス「いいっていいって。
困った時はお互い様でしょ?」
ルカリオ「こっちも暇やっただけやから、気にせんでええよ。」
やけに柔軟な対応の2匹。
ツヴァイが反論のタイミングを逃す。
ツヴァイ(…今更『報酬重要』だなんて言えねぇ……。)
アインス「それじゃあ、気をつけて帰ってね!」
パチリス(兄)「うん!
ありがとう!」
その言葉の後、家路につくパチリス兄弟。
そして、残った3匹で別の話題に入る。
ツヴァイ「さっきはありがとうな。
でも、お前1匹であの森に…?」
ツヴァイの、1つの疑問。
普通救助隊は2匹以上で救助にむかう。
ルカリオ「まーな。
暇やったから依頼を受けた、それだけや。」
アインス「じゃあさ、私たちの救助隊に入らない?」
ツヴァイ「ちょ、アインス!?」
突然の無茶な話。
やっぱりアインスって単純…?
ルカリオ「ん、まぁ、入るまでは行かなくても協力くらいならええよ。」
ツヴァイ「っていいの!?」
そして即答。
ルカリオ「ええよ。
どうせ暇やし。」
アインス「ありがとう!
助かるよ!」
「(仮)」ながらも、ドラッヘメンバーが1人増えたようだ。
アインス「私はアインス、あのヒトカゲはツヴァイ。
これからよろしく!」
ルカリオ「こっちはドライや。
よろしくな!」
ルカリオ「さーて、やるか!」
突然現れたルカリオが言う。
どうやら敵ではなさそうだ。
第9話 「第三者」
オニドリル「貴様も我が縄張りを侵すというのか!?」
ルカリオ「縄張りやろうと何やろうと、依頼やからしゃーないやろ?」
「依頼」、その言葉にアインスが反応する。
アインス「『依頼』って、じゃあ……。」
ルカリオ「森で迷ってたら、偶然お前らを見つけてな。
目的が同じっぽかったから、つけさせてもらったっつーわけや。」
ツヴァイ「って事は、昨日から迷い続けてたって事か?」
ルカリオ「ま、そーゆー事や。」
ツヴァイ「単なる方向音痴かよ……。」
頭を抱えるツヴァイ。
「帰ってこない先発隊」の謎が、今解けた。
ルカリオ「っと、敵さんはっと。」
ルカリオがオニドリルな方に向き直る。
既に突撃の助走に入っている。
オニドリル「消えろォォォ!!」
ルカリオ「随分と直線的なんやな。
波導弾!」
青いエネルギー弾がカウンターヒットする。
かなりね威力になったらしく、オニドリルが激しく悶える。
オニドリル「ぐああぁぁあ!
き、貴様ぁ!!」
直後、オニドリルを黒いオーラを放つ。
さっきと同じ技、ゴッドバード。
ルカリオ「やっぱそれが最強技か。
やっぱ直線的やな。」
オニドリル「消えろォォォ!
ゴッドバード!!」
オニドリルが突撃してくる。
ルカリオ「ま、単純な方がこっちとしては楽なんけどな。
守る!」
ルカリオの左手に波導の盾が現れ、オニドリルを横にいなす。
が、オニドリルの攻撃は継続される。
オニドリル「逃がすかァ!!」
オニドリルが大きく旋回し、再びルカリオを狙う。
が、元いた所にルカリオがいない。
ルカリオ「こっちや。」
その場所の上空。
そこからルカリオの声がする。
ルカリオ「まねっこ《ゴッドバード》!」
ルカリオが放った波導が鳥をかたどる。
ルカリオ「ロックオン完了!
ゴッドバードアタック、発射!」
青い鳥の姿の波導が放たれる。
それは、オニドリル目掛けて突撃する。
そして、命中する。
オニドリル「グギャァァァア!!?」
オニドリルが地に伏す。
が、まだ立ち上がってくる。
オニドリル「許さアァァアん!!」
ルカリオ「ほい、後は任せたからな。」
意味深な言葉を発するルカリオ。
地上にはツヴァイとアインスがスタンバイしている。
アインス「はっぱカッター!」
ツヴァイ「火の粉!」
ツヴァイ/アインス「ひのこカッター!!」
2匹が合体技を繰り出す。
かわすことはできず、オニドリルにヒットする。
オニドリル「グギャアァァアァ!!」
攻撃に次ぐ攻撃。
流石に体力の限界なのだろう、もう動きそうに無い。
ルカリオ「もう大丈夫やろ。
にしても、まさか救助隊を救助するなんてね。」
アインス「そういえばそうだよね。
私たちだけじゃ勝てなかったわけだし……。」
アインスの表情が少し曇る。
ツヴァイ「なら、特訓して強くなればいいじゃん。
相手ならいくらでもしてやるからさ。」
アインス「ツヴァイ……。
うん、そうだよね……。
救助隊生活も、まだ始まったばかりだしね。」
ツヴァイの言葉で立ち直るアインス。
やっぱり、結構単純…?
ルカリオ「…意気込みはいいけど、早いとこ依頼終わらせよ?」
アインス「あ…そういえばそうだよね……。」
オニドリルに気を取られ、完全に忘れていたようだ。
やっぱり後先不安……。
突然現れたルカリオが言う。
どうやら敵ではなさそうだ。
第9話 「第三者」
オニドリル「貴様も我が縄張りを侵すというのか!?」
ルカリオ「縄張りやろうと何やろうと、依頼やからしゃーないやろ?」
「依頼」、その言葉にアインスが反応する。
アインス「『依頼』って、じゃあ……。」
ルカリオ「森で迷ってたら、偶然お前らを見つけてな。
目的が同じっぽかったから、つけさせてもらったっつーわけや。」
ツヴァイ「って事は、昨日から迷い続けてたって事か?」
ルカリオ「ま、そーゆー事や。」
ツヴァイ「単なる方向音痴かよ……。」
頭を抱えるツヴァイ。
「帰ってこない先発隊」の謎が、今解けた。
ルカリオ「っと、敵さんはっと。」
ルカリオがオニドリルな方に向き直る。
既に突撃の助走に入っている。
オニドリル「消えろォォォ!!」
ルカリオ「随分と直線的なんやな。
波導弾!」
青いエネルギー弾がカウンターヒットする。
かなりね威力になったらしく、オニドリルが激しく悶える。
オニドリル「ぐああぁぁあ!
き、貴様ぁ!!」
直後、オニドリルを黒いオーラを放つ。
さっきと同じ技、ゴッドバード。
ルカリオ「やっぱそれが最強技か。
やっぱ直線的やな。」
オニドリル「消えろォォォ!
ゴッドバード!!」
オニドリルが突撃してくる。
ルカリオ「ま、単純な方がこっちとしては楽なんけどな。
守る!」
ルカリオの左手に波導の盾が現れ、オニドリルを横にいなす。
が、オニドリルの攻撃は継続される。
オニドリル「逃がすかァ!!」
オニドリルが大きく旋回し、再びルカリオを狙う。
が、元いた所にルカリオがいない。
ルカリオ「こっちや。」
その場所の上空。
そこからルカリオの声がする。
ルカリオ「まねっこ《ゴッドバード》!」
ルカリオが放った波導が鳥をかたどる。
ルカリオ「ロックオン完了!
ゴッドバードアタック、発射!」
青い鳥の姿の波導が放たれる。
それは、オニドリル目掛けて突撃する。
そして、命中する。
オニドリル「グギャァァァア!!?」
オニドリルが地に伏す。
が、まだ立ち上がってくる。
オニドリル「許さアァァアん!!」
ルカリオ「ほい、後は任せたからな。」
意味深な言葉を発するルカリオ。
地上にはツヴァイとアインスがスタンバイしている。
アインス「はっぱカッター!」
ツヴァイ「火の粉!」
ツヴァイ/アインス「ひのこカッター!!」
2匹が合体技を繰り出す。
かわすことはできず、オニドリルにヒットする。
オニドリル「グギャアァァアァ!!」
攻撃に次ぐ攻撃。
流石に体力の限界なのだろう、もう動きそうに無い。
ルカリオ「もう大丈夫やろ。
にしても、まさか救助隊を救助するなんてね。」
アインス「そういえばそうだよね。
私たちだけじゃ勝てなかったわけだし……。」
アインスの表情が少し曇る。
ツヴァイ「なら、特訓して強くなればいいじゃん。
相手ならいくらでもしてやるからさ。」
アインス「ツヴァイ……。
うん、そうだよね……。
救助隊生活も、まだ始まったばかりだしね。」
ツヴァイの言葉で立ち直るアインス。
やっぱり、結構単純…?
ルカリオ「…意気込みはいいけど、早いとこ依頼終わらせよ?」
アインス「あ…そういえばそうだよね……。」
オニドリルに気を取られ、完全に忘れていたようだ。
やっぱり後先不安……。
アインス「ねぇ……。」
道中、アインスに呼び止められる。
アインス「やっぱり…やめた方がいいんじゃ…?」
ツヴァイ「…ここまで来て、引き返せないじゃん……。」
2匹の目の前には、『黒い森』が広がっている。
第8話 「黒い鳥」
アインス「やっぱやめようよ……。
森が黒いって絶対変だし帰ってこなかったポケモンもいるって言ってたし……。」
木も、地面も、空まで黒い。
異常なことは明か。
*「キュュュュュイ」
アインス「ほら、変な声もしてるし……。」
うん、確かに変な声も……
…変な声?
アインス「きゃっ!」
ツヴァイ「なっ、何!?」
突然、2匹のすぐ近くを何かが通る。
その影は森の奥の方へと飛んでいく。
ツヴァイ「っ、行くぞアインス!」
アインス「あ、ちょっと待ってよ~。」
ツヴァイが影を追って奥へと進む。
続いてアインスも駆け出す。
そして、少し開けた草原につく。
当然、そこも全てが黒い。
*「許さぬ……。」
その先にいる、オニドリルも。
オニドリル「我が縄張りを侵すもの、許さぬ。」
オニドリルが、敵意ある目線を2匹に向ける。
気圧され、アインスが1歩下がる。
アインス「やっぱり…やめた方がよかったんじゃ……。」
ツヴァイ「でも、」
オニドリルが突撃してくる。
ツヴァイ「もう、やるしかないみたい。」
ツヴァイが爪を構える。
ツヴァイ「いっけぇ、ひっかく!」
ツヴァイが腕を振る。
が、単調な攻撃、簡単にかわされる。
オニドリル「隙あり、翼で撃つ!」
オニドリルが急旋回し、ツヴァイに攻撃する。
カウンターするつもりが逆にカウンターされ、モロに食らう。
ツヴァイ「うっ……。」
アインス「ツヴァイ!
大丈夫!?」
ツヴァイ「それより……」
ツヴァイが目線を上に向ける。
オニドリルがアインス目掛けて突撃してくる。
アインス「は…はっぱカッター!」
アインスがはっぱカッターを放つ。
オニドリル「無駄だ、風起こし!」
が、風に飛ばされ届かない。
が、一旦動きが止まる。
ツヴァイ「いっけぇ、火の粉!」
火の粉が、見事にヒットする。
オニドリル「グアッ!」
ツヴァイ「アインス、今だ!」
アインス「は…はっぱカッター!」
続いて、アインスのはっぱカッターもヒットする。
オニドリル「き…貴様らァ!!」
ツヴァイ「うわっ!?」
が、オニドリルが反撃に回る。
激しい気迫で、ツヴァイも少し気圧される。
オニドリル「受けるがいい!
我が必殺技――」
オニドリルが一旦上空へと移動する。
そして、猛烈な黒いオーラを纏い、急降下する。
オニドリル「ゴッドバード!!」
オニドリルが迫る。
小細工など、通用しそうに無い。
ツヴァイ(やっぱ…無茶だったのかなぁ……。)
ツヴァイが覚悟を決める。
が。
攻撃は来ない。
*「ふぅ、間一髪やったな。」
2匹の前には、1匹のルカリオ。
「まもる」だろうか、波導の盾を構えている。
それでいなしたのか、オニドリルは少し離れた場所にいる。
ルカリオ「さーて、やるか!」
道中、アインスに呼び止められる。
アインス「やっぱり…やめた方がいいんじゃ…?」
ツヴァイ「…ここまで来て、引き返せないじゃん……。」
2匹の目の前には、『黒い森』が広がっている。
第8話 「黒い鳥」
アインス「やっぱやめようよ……。
森が黒いって絶対変だし帰ってこなかったポケモンもいるって言ってたし……。」
木も、地面も、空まで黒い。
異常なことは明か。
*「キュュュュュイ」
アインス「ほら、変な声もしてるし……。」
うん、確かに変な声も……
…変な声?
アインス「きゃっ!」
ツヴァイ「なっ、何!?」
突然、2匹のすぐ近くを何かが通る。
その影は森の奥の方へと飛んでいく。
ツヴァイ「っ、行くぞアインス!」
アインス「あ、ちょっと待ってよ~。」
ツヴァイが影を追って奥へと進む。
続いてアインスも駆け出す。
そして、少し開けた草原につく。
当然、そこも全てが黒い。
*「許さぬ……。」
その先にいる、オニドリルも。
オニドリル「我が縄張りを侵すもの、許さぬ。」
オニドリルが、敵意ある目線を2匹に向ける。
気圧され、アインスが1歩下がる。
アインス「やっぱり…やめた方がよかったんじゃ……。」
ツヴァイ「でも、」
オニドリルが突撃してくる。
ツヴァイ「もう、やるしかないみたい。」
ツヴァイが爪を構える。
ツヴァイ「いっけぇ、ひっかく!」
ツヴァイが腕を振る。
が、単調な攻撃、簡単にかわされる。
オニドリル「隙あり、翼で撃つ!」
オニドリルが急旋回し、ツヴァイに攻撃する。
カウンターするつもりが逆にカウンターされ、モロに食らう。
ツヴァイ「うっ……。」
アインス「ツヴァイ!
大丈夫!?」
ツヴァイ「それより……」
ツヴァイが目線を上に向ける。
オニドリルがアインス目掛けて突撃してくる。
アインス「は…はっぱカッター!」
アインスがはっぱカッターを放つ。
オニドリル「無駄だ、風起こし!」
が、風に飛ばされ届かない。
が、一旦動きが止まる。
ツヴァイ「いっけぇ、火の粉!」
火の粉が、見事にヒットする。
オニドリル「グアッ!」
ツヴァイ「アインス、今だ!」
アインス「は…はっぱカッター!」
続いて、アインスのはっぱカッターもヒットする。
オニドリル「き…貴様らァ!!」
ツヴァイ「うわっ!?」
が、オニドリルが反撃に回る。
激しい気迫で、ツヴァイも少し気圧される。
オニドリル「受けるがいい!
我が必殺技――」
オニドリルが一旦上空へと移動する。
そして、猛烈な黒いオーラを纏い、急降下する。
オニドリル「ゴッドバード!!」
オニドリルが迫る。
小細工など、通用しそうに無い。
ツヴァイ(やっぱ…無茶だったのかなぁ……。)
ツヴァイが覚悟を決める。
が。
攻撃は来ない。
*「ふぅ、間一髪やったな。」
2匹の前には、1匹のルカリオ。
「まもる」だろうか、波導の盾を構えている。
それでいなしたのか、オニドリルは少し離れた場所にいる。
ルカリオ「さーて、やるか!」