書きたい描きたいひたすらかきたい。そんな修行中のケモノカキです。
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りっくすの現状
-小説- (一覧)
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光の救助隊
《一時停止中》
千年の祟り
デジタル⇔リアル
-エルソード-
りっくすx(OT) Lv45
イクサル(CE) Lv39
リクシル(SR) Lv36
ライックス(HM) Lv26
オフェン(エルス) Lv14
サイリクス(レイヴン)Lv20
-Wi-Fi-
ポケモン黒のフレコ:
3997-1954-2348
ゾロア欲しい人募集中
DSゲームの有名所はそれなりに。
ポケモン・おい森・マリカー・テトリス etc...
Wiiはスマブラオンリーで;
里親募集ポケモンリスト(製作中。。。)
アインス「うぅ…やっぱり寒い……。」
少しづつ雪が激しくなってきた。
寒さに強いツヴァイでさえも、手足がかじかんできた。
ツヴァイ(…参ったな、木の枝はもう無いし……。
とにかく早くここを抜けないと……。)
第55話「黒世界」
ツヴァイ(…やっぱりな。)
あれから何分経っただろうか。
変わらぬ景色、進んだように見えない。
ツヴァイ(さっきからどんどん気温が低くなってきてる……。)
…が、昼になるにつれて上がる筈の気温が、逆に下がっている。
アインスは気付いてないらしい。寒さに堪えるだけで必死なのだろうか。
ツヴァイ(やっぱり、この先に誰かいるんだろうな……。
『黒』に染まった、誰かが……。)
アインス「…あれ?
今の……。」
ツヴァイ「どうした? アインス。」
唐突に、言葉を漏らすアインス。
アインス「今、誰かいたような……。」
ツヴァイ「『誰か』?」
アインス「…ううん、きっと気のせい。
それより、何か風が強くなってきてない?」
風…?
気温にばかり気を取られて気付かなかったけど、確かに風が強くなってきている。
確か風が強いと体感温度が下がるって聞いたけど、この寒さはそれだけじゃないと思う。
ツヴァイ「やっぱし、やばい奴に近付いてるんだろうな。
こんな寒いとこには長くいたくないし、早く仕事終わらせて帰ろうぜ。」
アインス「…でも、その『やばい奴』に出会ったら、勝てるのかなぁ……。」
珍しく、ネガティブな発言をするアインス。
ツヴァイ「大丈夫だって!
サンダーにもファイヤーにも勝てたんだし、何が来てもきっと大丈夫!」
アインス「でも……」
ツヴァイ「俺がアインスを守る。
一か八かだけど、勝てる希望はあるしな。」
不確定な自信、ファイヤー戦で撃ったあの技の事。
あの技を自由に使えるようになるために、逆境は悪くないシチュエーション。
ツヴァイ(あれを使いこなすためにも……。
アインスには悪いが、ここは引きたくないんだ…!)
少しづつ雪が激しくなってきた。
寒さに強いツヴァイでさえも、手足がかじかんできた。
ツヴァイ(…参ったな、木の枝はもう無いし……。
とにかく早くここを抜けないと……。)
第55話「黒世界」
ツヴァイ(…やっぱりな。)
あれから何分経っただろうか。
変わらぬ景色、進んだように見えない。
ツヴァイ(さっきからどんどん気温が低くなってきてる……。)
…が、昼になるにつれて上がる筈の気温が、逆に下がっている。
アインスは気付いてないらしい。寒さに堪えるだけで必死なのだろうか。
ツヴァイ(やっぱり、この先に誰かいるんだろうな……。
『黒』に染まった、誰かが……。)
アインス「…あれ?
今の……。」
ツヴァイ「どうした? アインス。」
唐突に、言葉を漏らすアインス。
アインス「今、誰かいたような……。」
ツヴァイ「『誰か』?」
アインス「…ううん、きっと気のせい。
それより、何か風が強くなってきてない?」
風…?
気温にばかり気を取られて気付かなかったけど、確かに風が強くなってきている。
確か風が強いと体感温度が下がるって聞いたけど、この寒さはそれだけじゃないと思う。
ツヴァイ「やっぱし、やばい奴に近付いてるんだろうな。
こんな寒いとこには長くいたくないし、早く仕事終わらせて帰ろうぜ。」
アインス「…でも、その『やばい奴』に出会ったら、勝てるのかなぁ……。」
珍しく、ネガティブな発言をするアインス。
ツヴァイ「大丈夫だって!
サンダーにもファイヤーにも勝てたんだし、何が来てもきっと大丈夫!」
アインス「でも……」
ツヴァイ「俺がアインスを守る。
一か八かだけど、勝てる希望はあるしな。」
不確定な自信、ファイヤー戦で撃ったあの技の事。
あの技を自由に使えるようになるために、逆境は悪くないシチュエーション。
ツヴァイ(あれを使いこなすためにも……。
アインスには悪いが、ここは引きたくないんだ…!)
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ツヴァイ「…そういう事だったのか……。」
そこら一帯は、絶望の色・黒で染められていた。
第54話「交差点」
辺り一面の黒、空も、木も、当然雪も。
アインス「本当にこんな所に、そのアブソルがいるのかな…?」
ツヴァイ「…分かんねぇ、でもファイアーはこっちの方に向かったって言ってた。
他に情報も無いし、その言葉を信じるしか無いだろ?」
アインス「でも、『向かった』だけじゃ分からないじゃん。
いるかどうかも分からないのに、こんな危険な所に……。」
確かに情報は「向かった」まで、この場所に到着したかどうかは分からない。
ツヴァイ「…でも、ここで新しい情報が聞けたら次の手が打てる。
ここで見つかれば一番だけど、見つからなくても手掛かりはあるはずだし。」
アインス「…ねぇ、ツヴァイ。」
唐突に、アインスが話を曲げる。
ツヴァイ「何だ? アインス。」
アインス「ツヴァイってさ、何でそんなに頑張れるの?」
いつだかも聞かれたような質問。
だが、今回問われてるのは、前の回答とは違うものだろう。
ツヴァイ「何でだろうな…正直、俺自信にも分かんねぇ……。」
アインス「…それって、ツヴァイの過去と関係あるんじゃ?」
ツヴァイ「かもな。
でも、関係あるとしても、それだけじゃ情報が足りな過ぎる。
やっぱり、色んなとこ見て回るしか、今は手段が無いな……。」
それで手掛かりが見つかるとは限らない。
だが、他に手が無い以上、それしか方法は無い。
ツヴァイ「…とにかく、今は依頼だ。
早く先に行こうぜ。」
アインス「……うん。」
そこら一帯は、絶望の色・黒で染められていた。
第54話「交差点」
辺り一面の黒、空も、木も、当然雪も。
アインス「本当にこんな所に、そのアブソルがいるのかな…?」
ツヴァイ「…分かんねぇ、でもファイアーはこっちの方に向かったって言ってた。
他に情報も無いし、その言葉を信じるしか無いだろ?」
アインス「でも、『向かった』だけじゃ分からないじゃん。
いるかどうかも分からないのに、こんな危険な所に……。」
確かに情報は「向かった」まで、この場所に到着したかどうかは分からない。
ツヴァイ「…でも、ここで新しい情報が聞けたら次の手が打てる。
ここで見つかれば一番だけど、見つからなくても手掛かりはあるはずだし。」
アインス「…ねぇ、ツヴァイ。」
唐突に、アインスが話を曲げる。
ツヴァイ「何だ? アインス。」
アインス「ツヴァイってさ、何でそんなに頑張れるの?」
いつだかも聞かれたような質問。
だが、今回問われてるのは、前の回答とは違うものだろう。
ツヴァイ「何でだろうな…正直、俺自信にも分かんねぇ……。」
アインス「…それって、ツヴァイの過去と関係あるんじゃ?」
ツヴァイ「かもな。
でも、関係あるとしても、それだけじゃ情報が足りな過ぎる。
やっぱり、色んなとこ見て回るしか、今は手段が無いな……。」
それで手掛かりが見つかるとは限らない。
だが、他に手が無い以上、それしか方法は無い。
ツヴァイ「…とにかく、今は依頼だ。
早く先に行こうぜ。」
アインス「……うん。」
ツヴァイ「…なぁ。」
アインス「…何?」
ツヴァイ「不自然じゃないか? これ。」
道中、ツヴァイが呟く。
アインス「…何が?」
ツヴァイ「何で、ここまで野生のポケモンに会わなかったんだ?」
普段なら、寧ろ現地のポケモンに囲まれたりで苦戦してるであろう。
だが、今はその相手取るであろうポケモンと一切遭遇していない。
ツヴァイ(…何だろう……。
似た感じの事が、前にもあった気が……。)
第53話「不穏の」
ツヴァイ(…それにしても寒い……。
確かファイアーが『冷気がおかしい』とか言ってたっけ……。)
寒く、暗い道。
考え事をしつつ、ただひたすらに歩き続ける。
アインス「はぁ…はぁ……」
ツヴァイ(…アインスの体力も限界が近いかな……
……でも、こんな寒い所で休憩なんて……。)
休みたい、でも休めない。
そう考えた時、1つの思い付きが。
ツヴァイ(…そうだ!)
「アインス、少し休まないか?」
アインス「えっ…でも……。」
ツヴァイ「このまま行ってやられたら本末転倒だろ?
それに、寒さに関しては策がある。」
そう言い、ツヴァイが鞄から何かを取り出す。
ツヴァイ「こうやって木の枝を燃やせば……」
そして取り出された物…木の枝に向かって火の粉を撃つ。
回りの雪を溶かしつつ、少しの温かさをもたらす。
アインス「あ……」
ツヴァイ「…やっぱ、疲れてるんじゃないか? アインス。」
アインス「でも……」
ツヴァイ「さっきも言っただろ?
このまま行っても、やられて町まで戻されるのがオチだ。
だから、今は休んだ方がいいって。」
アインス「…だよね……。」
重たい足取りで、焚火に近付くアインス。
アインス「久しぶりだっけ…?
こうしてツヴァイと2匹っきりでの夜って……。」
ツヴァイ「…そういや、そうだっけな。」
アインス「…やっぱり、私、ツヴァ――」
その続きは、アインスの眠気に掻き消された。
ツヴァイ(…やっぱ、限界だったのか……。
俺も、そろそろ……
…ここなら敵もいないし、俺も……)
アインス「……きて……
…起きて、ツヴァイ!」
翌朝、アインスの声にたたき起こされる。
ツヴァイ「見てよ、ここ!」
促され、辺りを見る。
ツヴァイ「…そういう事だったのか……。」
そこら一帯は、絶望の色・黒で染められていた。
アインス「…何?」
ツヴァイ「不自然じゃないか? これ。」
道中、ツヴァイが呟く。
アインス「…何が?」
ツヴァイ「何で、ここまで野生のポケモンに会わなかったんだ?」
普段なら、寧ろ現地のポケモンに囲まれたりで苦戦してるであろう。
だが、今はその相手取るであろうポケモンと一切遭遇していない。
ツヴァイ(…何だろう……。
似た感じの事が、前にもあった気が……。)
第53話「不穏の」
ツヴァイ(…それにしても寒い……。
確かファイアーが『冷気がおかしい』とか言ってたっけ……。)
寒く、暗い道。
考え事をしつつ、ただひたすらに歩き続ける。
アインス「はぁ…はぁ……」
ツヴァイ(…アインスの体力も限界が近いかな……
……でも、こんな寒い所で休憩なんて……。)
休みたい、でも休めない。
そう考えた時、1つの思い付きが。
ツヴァイ(…そうだ!)
「アインス、少し休まないか?」
アインス「えっ…でも……。」
ツヴァイ「このまま行ってやられたら本末転倒だろ?
それに、寒さに関しては策がある。」
そう言い、ツヴァイが鞄から何かを取り出す。
ツヴァイ「こうやって木の枝を燃やせば……」
そして取り出された物…木の枝に向かって火の粉を撃つ。
回りの雪を溶かしつつ、少しの温かさをもたらす。
アインス「あ……」
ツヴァイ「…やっぱ、疲れてるんじゃないか? アインス。」
アインス「でも……」
ツヴァイ「さっきも言っただろ?
このまま行っても、やられて町まで戻されるのがオチだ。
だから、今は休んだ方がいいって。」
アインス「…だよね……。」
重たい足取りで、焚火に近付くアインス。
アインス「久しぶりだっけ…?
こうしてツヴァイと2匹っきりでの夜って……。」
ツヴァイ「…そういや、そうだっけな。」
アインス「…やっぱり、私、ツヴァ――」
その続きは、アインスの眠気に掻き消された。
ツヴァイ(…やっぱ、限界だったのか……。
俺も、そろそろ……
…ここなら敵もいないし、俺も……)
アインス「……きて……
…起きて、ツヴァイ!」
翌朝、アインスの声にたたき起こされる。
ツヴァイ「見てよ、ここ!」
促され、辺りを見る。
ツヴァイ「…そういう事だったのか……。」
そこら一帯は、絶望の色・黒で染められていた。
ツヴァイ「…とにかく行くしか無いな。」
アインス「…うん。」
町から大分遠くまで来た。
がらりと環境が変わっても、おかしくはない。
余程の変化でない限り。
第52話「異変と」
アインス「へっくちょい!」
あまりの寒さにくしゃみが1つ。
ツヴァイ「ほんと大丈夫が? アインス。」
アインス「う、うん大丈夫……。」
そう答えるアインス。
しかし、見るからに大丈夫ではない。
ツヴァイ「…俺が先に行く。」
アインス「何よ!
私じゃ頼りないっていうの!?」
ツヴァイ「あ、いや、そういうわけじゃ……。」
いつもと違う雰囲気のアインス。
ツヴァイも、戸惑いを隠せない。
アインス「…とにかく、先に進むんでしょ?
こんなとこで立ち止まらないで、早く行こうよ。」
ツヴァイ「ん、あぁ、そうだな。」
そんな一行の状態からか既に夜だからなのか、2匹は気付いていなかった。
白い雪が、真逆の色へと変化している事に。
アインス「…うん。」
町から大分遠くまで来た。
がらりと環境が変わっても、おかしくはない。
余程の変化でない限り。
第52話「異変と」
アインス「へっくちょい!」
あまりの寒さにくしゃみが1つ。
ツヴァイ「ほんと大丈夫が? アインス。」
アインス「う、うん大丈夫……。」
そう答えるアインス。
しかし、見るからに大丈夫ではない。
ツヴァイ「…俺が先に行く。」
アインス「何よ!
私じゃ頼りないっていうの!?」
ツヴァイ「あ、いや、そういうわけじゃ……。」
いつもと違う雰囲気のアインス。
ツヴァイも、戸惑いを隠せない。
アインス「…とにかく、先に進むんでしょ?
こんなとこで立ち止まらないで、早く行こうよ。」
ツヴァイ「ん、あぁ、そうだな。」
そんな一行の状態からか既に夜だからなのか、2匹は気付いていなかった。
白い雪が、真逆の色へと変化している事に。
アインス「…大分、遠くまで来たね……。」
道中、アインスが呟く。
アインス「…のぇ、ちょっと思ったんだけど、」
ツヴァイ「ん? 何だ?」
アインス「こんな所まで来れるなら、助けとかいらないんじゃ、って……。」
唐突な、的確な言葉。
ツヴァイ「…確かに、そのアブソルには助けは必要無いかもしれない。
だが、見る限りそのアブソルが勝手に飛び出した。
そしたら、残された奴の気持ちはどうなる?」
アインス「…そ、それは……
……確かに……。」
ツヴァイ「それに、どんな事があろうとも、受けた依頼は完遂する。
悪いけど、それが俺のポリシーってのもあるしな。」
アインス「…………。」
第51話「遠くへ」
アインス「…寒くなって、きたね。」
気付けば辺り一面雪景色。
炎の山から来たせいで、余計に寒く感じるのもあるだろう。
アインス「!
ツヴァイ、見て!」
ツヴァイ「…ん?」
アインスに言われ、アインスの目線の先を辿る。
アインス「あれが樹氷…きれい……。」
ツヴァイ「…いきなり雪が落ちて来そうで怖いけどな……。」
アインス「もぅ、ツヴァイ夢が無いね……。」
ツヴァイ(夢…って何のだよ……。)
各々の感想、そして行動。
ツヴァイ「…とにかく行くしか無いな。」
アインス「…うん。」
道中、アインスが呟く。
アインス「…のぇ、ちょっと思ったんだけど、」
ツヴァイ「ん? 何だ?」
アインス「こんな所まで来れるなら、助けとかいらないんじゃ、って……。」
唐突な、的確な言葉。
ツヴァイ「…確かに、そのアブソルには助けは必要無いかもしれない。
だが、見る限りそのアブソルが勝手に飛び出した。
そしたら、残された奴の気持ちはどうなる?」
アインス「…そ、それは……
……確かに……。」
ツヴァイ「それに、どんな事があろうとも、受けた依頼は完遂する。
悪いけど、それが俺のポリシーってのもあるしな。」
アインス「…………。」
第51話「遠くへ」
アインス「…寒くなって、きたね。」
気付けば辺り一面雪景色。
炎の山から来たせいで、余計に寒く感じるのもあるだろう。
アインス「!
ツヴァイ、見て!」
ツヴァイ「…ん?」
アインスに言われ、アインスの目線の先を辿る。
アインス「あれが樹氷…きれい……。」
ツヴァイ「…いきなり雪が落ちて来そうで怖いけどな……。」
アインス「もぅ、ツヴァイ夢が無いね……。」
ツヴァイ(夢…って何のだよ……。)
各々の感想、そして行動。
ツヴァイ「…とにかく行くしか無いな。」
アインス「…うん。」